スタッフブログ

林 拓未 自己紹介へ

【完全保存版】地盤の基礎知識について徹底解説!家づくりの基本です!

2021/03/21(日) 動画で学ぶ林 拓未

皆さんは家を建てる時にやる必要があるかもしれない、地盤改良工事について聞いた事がありますか?

 

簡単にいうと家を建てる予定の敷地の地盤が弱いと、家が完成してもその重さでいずれ傾いてしまう可能性があるため、地盤の強さを調査して弱い場合には補強して、家を建てても大丈夫なようにする工事を地盤改良と言います。

 

これは意外と大掛かりな工事で、費用的に数十万円から場合によっては150万円前後までかかる事もあり、建物全体の金額からしても地盤改良があるかないかで予算は大きく左右されます。

かといって地盤改良をやるやらないはお客様が決めるモノではなく、2007年から家を建てる上で地盤調査は義務付けになっていて、地盤改良が必要という判定が出てると基本的には地盤改良工事が必須になってしまいます。

 

そこで今回は安心して家族が暮らせる家をつくるために重要なポイントの1つである地盤改良について、なぜ必要なのか、どうやって調べるのか、さらにどんな地盤改良の方法があるか詳しくお伝えしたいと思います。

 

このブログを読んで頂く事で、地盤改良の意味や具体的に地盤改良がどんな事をするのかが分かり、もし住宅会社の人から地盤改良が必要ですよと言われてもしっかりその意味や理由を理解できるようになります。

 

大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりをお手伝いさせて頂いた経験を踏まえて、これから家を建てる人が失敗しないための情報を出来るだけ分かりやすくお伝えしますのでぜひ最後まで読んで下さい。



地盤調査とは

まずはそもそも何で地盤調査が必要なのかをご説明すると、たとえば一般的な30坪ぐらいの木造2階建てを建てる場合、その家を支える地面に大体60トンぐらいの荷重が常にかかり続ける事になります。

 

そのため地盤が弱いと不同沈下と言って建物の重さに耐えきれずに地面が沈んでしまったり、熊本や北海道の地震でもそうですが建物は強いのに地盤が弱い事で、結果的に倒壊してしたりするリスクが大きくなります。

 

地盤調査の重要性はなんとなく感じてもらえたと思うので、次に具体的な調査方法を解説します。改めて地盤調査というのは日本で家を建てる場合には必須で、地盤の専門会社が土地の強さを調査してくれて、スウェーデン式サウンディング試験という方法を用いる事が一般的に多いです。

 

この調査方法は建物のプランと土地に対する建物の配置が決まったら建物の四隅と中央の計5ヵ所の地面を、先端がスクリュー状になっている鉄の棒で掘って下に掘り進める際に、何キロの荷重が必要だったか鉄の棒を何回回転させたかで地盤の強さを調べます。

地盤強度や土質、支えとなる支持地盤がどこにあるかを測定して、その調査結果をもとにこのまま家を建てても大丈夫な地盤か?それとも弱いので補強しないといけないか?を判断して必要な場合には地盤改良工事を行います。

 

もともと家が建っていた場所だから大丈夫、ここの土は硬いから大丈夫と考える人もいらっしゃいますが、昔は地盤調査をしなかったし土地の表面が固くても中は柔らかい事もざらにあるので、基本的には地盤改良は必要かもしれないと考えておく方が良いです。

ただ実際に地盤調査をしてみてどうしても調査結果に納得がいかない場合には、セカンドオピニオンで別の地盤会社に調査結果の解析を依頼する事もできます。

 

ハピナイスでも必ず2つの地盤会社に解析をしてもらうようにしていて、同じ土地の調査結果でも地盤改良の有無や考察には違いがでてきます。

これは住宅会社の考え方が大きいので必ず2社に出す必要はないですが、心配な方は参考にしてもらえると幸いです。



地盤改良はなぜ必要なのか

次になぜ地盤改良が必要なのかを解説しますが、先程もお伝えした通りもし地盤が弱くて家が傾いてしまったら、いくらしっかりした家を作ってもどんなに住み心地がいい満足した家だとしても、その価値を大きく失ってしまう事になります。

家というのは見た目では分からないぐらいのちょっとした傾きがあるだけで、人間の感覚は敏感なので人によっては頭痛やめまいが起きたり体調不良になってしまう事があります。

 

しかも家が歪んでしまうので基礎や外壁にヒビが入ったりドアや窓が開けにくくなったり、隙間風や雨漏りの原因にもなって普通に住みにくいし、欠陥住宅のような感じなので売却すのも難しくなります。

また当たり前ですが家を建てた後に地盤を補強したり傾いてしまった家を直すのは物理的に結構難しく、仮に部分に補強が出来たとしても何百万円もお金がかかる大変な工事になり、一度歪んだ家を完全に元に戻すこともほぼほぼ不可能です。

 

なので家を建てる前にしっかり地盤調査をして、適正な解析のもと地盤改良が必要であれば適切な工事を行う事が大切になります。



地盤改良とは

続いて具体的な地盤改良工事の方法についてお話をします。

 

地盤改良は私が知っているモノだけでも10種類ぐらいありますが、今回はその中でも代表的な「表層改良工法」「柱状改良工法」「鋼管杭工法」の3つをご紹介します。

 

まず表層改良工法ですがこれは名前の通り表層部分だけを改良する方法で、土地の表面部分だけ弱く深層部分は強いという地盤に採用されます。

 

必要に応じて2メートルぐらいまで土を掘りそこにセメントを流し込んで地盤を強くして、工期としては2日ぐらいで費用は範囲にもよりますが、30〜50万円ぐらいが相場になると思います。

 

次に柱状改良工法ですが、これは表層改良工法では不可能なもっと深い部分の地盤が弱い場合に採用される方法で、費用は50万円から100万円ぐらいが相場になります。

 

イメージとしては地面に直径60cmぐらいの穴をあけてコンクリートの柱を何本も地中に注入して地盤を強固にする感じです。

長さはだいたい4mから長いと8mぐらい打ち込んで、工期としては3日ぐらいが目安になります。

 

最後に鋼管杭工法ですがこれは3階建ての木造とか重量のある鉄骨住宅に多く使う方法で、基本的な考え方は先程の柱状改良工法と同じですがコンクリートの柱の代わりに鋼管杭を地面に打ち込みます。

一般的な強度としては1番強い方法で工期も2日ぐらいで済みますが、金額的には100万円からという感じで、今回ご紹介した地盤改良の中では1番高額になりやすいです。

 

代表的な3つの地盤改良工法の説明はこんな感じですが、実際にどの工法を採用するかは地盤の強い弱いだけではなく、土質や支持地盤までの距離などで総合的に判断します。

 

どちらにしても費用は結構かかってしまいますが、地盤改良をする事で家が傾くリスクを減らせて、さらに住宅会社や地盤会社から地盤保証をもらう事もできます。

 

家も1つの大切な財産で、しかも家族が健康に安心して暮らすための人生の基盤なので、必要に応じてしっかり対応するようにしましょう。

 

見た目で事前予想するテクニック

最後に地盤調査をする前にその土地の地盤は強いのか弱いのか、確実ではないですがおおよそでも予想するためのチェックポイントを紹介しておきます。

 

そもそもなぜこの話をするかと言うと、基本的に地盤調査は家の間取りプランと建物の配置を明確に決めて、調査する位置を確定させてから正確な測定に入ります。

 

なので住宅会社や建物プランを決める前に地盤改良が必要かどうか、お金がかかるかどうかを判断するには予想するしかありません。

 

ただもともと土地がある人は地盤が悪くても新たに土地を買うより費用的には安く済むので選択肢は無いと思いますが、これから土地を買う人からしたらできれば地盤の強い土地を買いたいと考えますよね?

 

基本的にはどの土地にしても地盤改良が必要と考えて予算計上をしておいた方が、後から追加費用が増えるよりもなくなればラッキーという感覚でいられて得策だと思います。

ただ最初からできれば地盤の強そうな土地が購入できれば、それが1番良いと思いますので、ざっくりですがチェックポイントを3つご紹介します。

 

 

基礎や窓、ブロック塀にひび割れや歪みがないか?

まず1つ目は近隣住宅の基礎や窓、ブロック塀にひび割れや歪みがないか?という事です。

 

これはそのままですが既に建築されている近隣の家、特に築10年とかある程度年数が建っている家の基礎や窓、ブロック塀にひび割れや歪みがないか?を確認する事です。

家自体がそもそも欠陥住宅な可能性もありますが、周りの家が複数軒も同じようなひび割れや歪みがあった場合は、地盤の不同沈下が起因している可能性があります。

 

道路が波打っていないか?

2つ目は道路が波打っていないか?という事です。

 

これも1つ目と同じイメージですが道路が波打っている場合、施工不良の可能性も否めないですが地盤沈下の可能性も少なくないです。

土地を見る際は土地だけではなくて近隣住宅の様子や周囲の道路状況も確認するようにしましょう。

 

近隣住民に聞き込みしてみよう!

最後3つ目は、近隣住民に聞き込みしてみよう!という事です。

 

正直これが最強だと感じますが土地を見に行く際にはぜひ、近隣住民への聞き込みをするようにしましょう。

 

たとえば購入予定の土地の隣に暮らしている人に、地盤調査した際にはどんな結果だったか?をダイレクトに聞く事ができれば、ほぼ同じ内容になる可能性が高くなります。

 

それと同時に周辺の方に実際の暮らしやすさとかこの地域で暮らして良かった事、悪かった事、匂いや騒音などの気になる事も聞くことが出来れば、地盤以外にも多くの情報を入手できて総合的に土地の判断をする事ができます。

この3つのチェックポイントは当てはまっていても地盤改良が100%必要という事には直結しないですが、なんとなくの予想や少しの心構えや準備には役立つと思いますので、共感できる方はぜひ参考にしてみてください。



まとめ

最後まとめに入りますが、今回は家づくりのノウハウというより、安心して暮らしてもらうための基礎知識という位置づけでお伝えをしました。

 

普段はなかなか目を向けられない地盤改良ですが、どんなにお洒落な家を建ててもどんなに高性能で豪快な家を建てても、地盤が弱いせいで家が傾いてしまったり地震の時に崩れたりしたら意味がありません。

 

今回のブログでご紹介した地盤調査の意味、地盤改良の必要性、地盤改良の具体的な選択肢、地盤を予測するチェックポイントを参考にして頂いて、これからマイホームを考えている人にとって少しでもお役に立てれば幸いです。

ご覧いただきありがとうございました。

今後も随時更新予定です!

ぜひ、チャンネル登録をお願いいたします。

 

 

記事一覧

1ページ (全201ページ中)

ページトップへ