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【デザインだけじゃダメ!】屋根型5種類を徹底比較!機能性にも優れているのは?

2021/03/18(木) 林 拓未動画で学ぶ

皆さんはマイホームを建てる時、なんとなくでも屋根の形はこんな風にしたいというイメージは持っていますか?

 

家のデザインを決める上で屋根の形は結構重要で、せっかく建てるならおしゃれにしたい、人と違うかっこいい形にしたいと思う人がいる反面、かといって雨漏りするような屋根やデザインは嫌だなと考える人もいると思います。

 

屋根にもいろいろな形がありますが、その形ごとにメリットデメリットがあり、それを知らないまま見た目だけで選んでしまうと最悪は雨漏りのしやすい屋根になる可能性があります。

そこで今回は屋根の形ごとにメリットとデメリットを詳しくお伝えしたいと思います。

このブログを読んでもらえれば「この屋根は好きだけど、こんなデメリットがあるから注意しよう」という感じで予防策を取ることができます。

 

大工時代を含めて15年以上、たくさんのお客様の家づくりをさせて頂いた経験と、さまざまな住宅会社の屋根施工を見てきた知識から、これから家を建てる人が失敗しないための情報を出来るだけ分かりやすくお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでください。

 

5種類の屋根型

今回は次の5つの屋根型について、それぞれメリットデメリットを解説していきます。

 

1.寄棟

2.入母屋

3.陸屋根

4.切妻

5.片流れ

 

この5つは日本で代表的な屋根の形で、比較的よく見かけるものになっています。

どの屋根もデザインを含めてメリットがありますが、逆にデメリットや注意点もあるのでしっかり確認してもらえたら幸いです。

 

それでは1つずつ説明していきます。

 

1.寄棟

屋根の形、メリット・デメリットの1つ目は、寄棟です。

 

寄棟というのは大手ハウスメーカーとかでもスタンダードな屋根の形で、実際に皆さんもよく見かける形だと思います。

四方に向かって傾斜が付いているので雨や雪を均等に逃して、特定方向に集中的に落ちる事を防いでくれたり風の影響を逃しやすい形でもあるので、どの方向から強い風が当たっても建物に負荷がかかりにくいというメリットがあります。

 

逆にデメリットとしてはシンプルな寄棟ならいいのですが、建物が四角ではなくてL型とかコの字型とかデコボコのある形をしていると、屋根も複雑な形になることです。

 

屋根の傾斜と傾斜が合流する谷という溝が必要になり、ここが腐食して穴が開いてしまったりゴミが詰まって雨水がたまったりして、雨漏りの原因になるしまうことが多いです。

 

この谷は定期的に点検して掃除や塗装などのメンテナンスをすることが大切で、寄棟で雨漏りというと大半が谷のメンテナンス不足が原因です。

 

要するに寄棟だから雨漏りがしやすい訳ではなくて、谷が必要な寄棟で定期的な点検やメンテナンスや手入れをしないで放置すると、雨漏りしやすくなります。

ただ実際には四角い建物ばかりじゃないため谷がない寄棟は少数派で、どうしても雨漏りが起きる確率は上がってしまうので、寄棟で建てる場合は忘れずに谷を含めた屋根の点検とメンテナンスを定期的にするようにしてください。

 

2.入母屋

屋根の形、メリット・デメリットの2つ目は、入母屋です。

 

入母屋というのはイメージとして寄棟と切妻を組み合わせたような形で、少し複雑で凝った雰囲気のある屋根の形です。

いわゆる純和風建築の昔からある日本家屋によく使われていて、お城や神社仏閣などにも採用されています。

私の祖父が宮大工という事もありますが、大工時代に何度か墨付けをして刻んで施工した事があります。

普通の屋根の何倍も手間暇がかかりますが、その分和風建築が好きな方からしたら見応えのある、立派な日本家屋の雰囲気を感じることができます。

 

なのでメリットはデザイン的な部分が大きくて、逆にデメリットは少し複雑な形なので屋根と外壁の取り合い部分が、先ほどの谷と一緒で定期的に傷んでないかなどを点検とメンテナンスをする必要があります。

 

一般的に入母屋を作るには屋根材は耐久性のいい陶器瓦にして、しかも入母屋を作ること自体普通の屋根よりも費用がかかるので、「入母屋はしっかりしている」と考える年配の方も多いです。

 

ただ実際は入母屋だからしっかりしている訳ではないしどちらかというとこまめに点検や手入れが必要な屋根の形なので、入母屋を検討している方はしっかりとメンテナンスが必要なことも踏まえて選択してほしいと思います。

 

3.陸屋根

屋根の形、メリット・デメリットの3つ目は、陸屋根です。

 

陸屋根というのは家の屋根部分が平らな屋上のようになってるイメージで、屋上テラス付きの家とか箱型のキューブデザインの家に採用される事が多い屋根です。

メリットは外観上どの方面から見ても屋根がフラットに見えるので、極力シンプルなデザインにしたいという場合に相性が良いのと、屋根の強風対策という面では風を受ける屋根自体がないので、台風の屋根被害も基本的には起きにくくなります。

 

逆にデメリットは屋根を外壁で囲むような構造になっているので、排水溝がゴミとかで詰まり流れが悪くなった時に雨が降ると、プールのように雨水がたまってしまい雨漏りの可能性が高くなります。

 

あとは陸屋根の防水塗装が直射日光や経年変化でひび割れする事があり、これも放置していると雨漏りの原因になります。

 

なので定期的に排水溝の掃除をしたり10年に1回くらいの頻度で防水塗装などのメンテナンスが必要になるので、その辺りもしっかり理解してなおかつ陸屋根は屋根の上でなかなか状態に気づきにくい部分なので、選択する場合は注意するようにしましょう。

 

ちなみに陸屋根と同じような注意点があるベランダについて詳しく解説した「なぜ、ベランダをつける必要がないのか」という15万回以上再生されている人気動画があります。

 

こちらも参考にしてもらえる部分が多いと思うので、下のブログのリンクから興味のある方はぜひご覧ください。

 

 

4.切妻

屋根の形、メリット・デメリットの4つ目は、切妻です。

 

切妻というのはいわゆる三角屋根のことで少し可愛いカントリー風の家に多いイメージの屋根ですが、実際にはシンプルモダンな雰囲気にも合うし和風なテイストにもできるので、どのデザインの家にも合わせやすいメリットがあります。

 

あとは屋根の形状的に三角の頂点部分に高さが出るので、屋根裏やロフトを作る時も重宝される形です。

 

基本的には昔からあるシンプルで雨漏りがしにくい屋根形状の一種ですが、屋根の掛け方によっては寄棟のように谷ができて防水に弱くなったり外壁との取り合いが必要になる事もあるので、定期的な点検やメンテナンスが不要な訳ではありません。

 

デメリットとしては勾配にもよりますが三角屋根の部分の外壁面積が増えるので、少し工事費が割高になったり定期メンテナンスで塗替える際の費用も上がってしまう事があげられますが、そこまで大きな金額ではないので、切妻を検討する際に頭の片隅に入れておく程度で良いと思います。

 

5.片流れ

屋根の形、メリット・デメリットの5つ目は、片流れです。

片流れっていうのは、一枚の屋根が一方向に傾斜している屋根形状の事で、メリットは切妻同様シンプルで、しかもスタイリッシュなデザインの家にしやすいっていう事です。

あと、基本的に谷もできないので、雨漏りリスクを減らすことができます。

逆にデメリットとして片流れ傾斜の高い方の先端部分の納め方や、屋根の軒下と取り合う外壁部分の防水施工に細心の注意が必要になります。

 

なので普通の雨なら大抵は大丈夫ですが横殴りの強い雨や台風の時には、雨水が屋根や外壁の内側に侵入してしまう可能性があります。

 

片流れはここ何年かで急に人気が高まって太陽光を多く載せることを目的で採用する家も増えましたが、この防水上の弱点を知らずに適切な施工をしないで片流れを作ってしまう住宅会社があり雨漏りが急増している現実があります。

 

片流れを採用する際はデメリットも明確に理解していただいて、住宅会社の施工実績なども確認した上で選択するようにしましょう。

 

まとめ

最後まとめに入りますが、今回ご紹介した代表的な屋根の形は次の5つです。

 

1.寄棟

2.入母屋

3.陸屋根

4.切妻

5.片流れ

 

それぞれの概要はここまでお話した通りですが、冒頭でもお伝えしたように家のデザインを決める上で屋根の形は結構重要で、せっかく建てるならおしゃれにしたい、人と違うかっこいい形にしたいと思う人がいる反面、かといって雨漏りするような屋根やデザインは嫌だと考える人もいると思います。

どの屋根もそうですがこれを選んでおけば間違いない、雨漏りしないという形はないですし、常に雨風や紫外線を受けていて家を構成する部材の中で1番過酷な環境下にあり、劣化が早い部分でもあるので注意が必要です。

 

なので適切な施工と定期的な点検やメンテナンスが必須条件になるので、どの屋根を選択するにしても今回のポイントは忘れないようにしましょう。

 

このブログがこれからマイホームを考えている人にとって、少しでも参考になれば幸いで

す。

 

ちなみに屋根の表面材や屋根下地の作り方、屋根を選ぶ際の注意ポイントについては、別のブログで詳しく解説しています。

下のリンクから興味のある方はぜひご覧ください。

 

 

 

ご覧いただきありがとうございました。

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