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【メリットばかりじゃない!】太陽光発電の意外なリスクと、設置する際の考え方について徹底解説!

2021/06/19(土) 動画で学ぶ林 拓未

皆さんもマイホームを建てる時に太陽光パネルを載せるかどうか、住宅会社の人に提案されたり、他の住宅系YouTuberの方が絶対に載せたほうが良いという話を聞いて迷ったりしていませんか?

 

基本的に私自身も自分の家も載せているし、作業場にも事業用で太陽光パネルを設置しているので、太陽光パネルに対して批判をしたい訳ではないし、順序や条件さえクリア出来れば国の方針でも普及を推進しているので太陽光発電を活用するのは賛成です。

 

ただ実際にメリットだけある訳ではないので、このブログだとあえて太陽光パネルのネガティブな部分、デメリット部分を重点的にお伝えして、発生するかもしれないリスクや間違った考え方を理解してもらいたいと考えています。

 

 

今回のブログを見てもらえれば太陽光パネルを載せる前にやるべき事、実際に採用する際の考え方やリスクについて明確に理解して、設置するにしてもしないにしても後悔を減らせる内容になっていると思います。

 

大工時代を含めて15年以上、沢山のお客様の家づくりをお手伝いさせて頂いた経験を踏まえて、これから家を建てる人が失敗しない為の情報を、出来るだけわかりやすくお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでください。



太陽光発電についての3つテーマ

今回は太陽光発電について、次の3つをお伝えします。

 

1.太陽光パネルを載せる前に考えてほしい事

2.太陽光パネルを設置する場合の考え方

3.太陽光パネルの意外なリスク

 

最初にお伝えしておきますが冒頭でもお話したように、今回の内容も太陽光パネルの設置を全否定したい訳じゃありません。

 

あくまで家をメインに考えた時に、お客様が「そんな話は聞いてなかった」みたいな後悔をしないで、トラブルなく安心して暮らせる為の情報をお伝えしたいと思っていますのでご理解頂ければ幸いです。



1.太陽光パネルを載せる前に考えてほしい事

まず太陽光発電を載せる前に考えてほしい事は、その目的です。

 

これは当たり前ですが何の為に太陽光パネルを載せたいと検討しているのか、収益を得たいからなのか、ある程度電気を自給自足したいからなのか、脱炭素化で地球環境に良いからか、災害対策の一貫としてなのか、ここがまず自分達の価値観として何を求めているのか確認してほしいと思います。

 

 

その上でどの目的を達成するにしても、家の耐久性、耐震性、断熱性をしっかり確保しておかないと、太陽光パネルの発電効果やメリットが薄れてしまうので、ご予算の優先順位としてはまずは太陽光パネルを搭載するというより、家の性能確保が大切な事が分かります。



耐震性

まず耐震性については、鉄骨、コンクリート、木造、どの造り方であっても構造計算、許容応力度計算をして、耐震等級3を取得、+αで地震の揺れを吸収する制振装置が必須になります。

 

木造の場合は2階建てまでなら構造計算が義務付けになっていないので、まだまだ私の地元でも構造計算をしていない住宅会社も多いし、耐震等級3や制振装置もオプションという所が存在します。

 

これは住宅会社毎の考え方なのでここでとやかく言うつもりは無いですが、どんなに素敵な家をつくっても太陽光パネルを載せて快適でも、家族の安心安全が一番で地震がきて倒壊してしまったら何の意味もありません。

 

仮に倒壊まではしなかったとしても、傾いたりして住み続けられなかったら住宅としての機能を果たせないと思うので、個人的には耐震性の担保は優先順位で一番高いと思っています。

 

 

地震に強い家を造る為のポイントや注意点については、別のブログで詳しく解説しています。

下にリンクを貼っておきますので、興味のある方はぜひチェックしてください。



断熱性

それから断熱性についても同じで、せっかく電気代を抑える為や災害時の停電対策として太陽光パネルを載せても、燃費の悪い車みたいなイメージで家の断熱性能や気密性能が悪いと消費エネルギーのロスが多すぎて、せっかく発電したエネルギーが無駄使いになってしまいます。

 

 

これも今時の家ならどの住宅会社に頼んでも省エネになると思うかもしれませんが、ランニングコストのかからない家にするには十分な性能を持った窓や断熱材を使い、適切な気密施工をする必要があります。

 

 

実際に断熱気密性能の良い家と悪い家を比べると月に1万円ぐらい光熱費の差は出るので、年間12万円、30年で360万円と思うと太陽光パネル設置と家の性能向上、どちらの方が優先順位が上か一目瞭然だと思います。

 

なのでまずは家の性能を上げて光熱費が抑えられる燃費の良い家をつくる事が大前提で、その上で太陽光パネル設置を検討するのが賢い進め方になると考えています。

 

価値観は人それぞれあるので押し付けるつもりはないですが、太陽光パネル設置の前に家の基本性能を高める、少しでもこの考えに共感できる方は参考にして頂けると幸いです。



2.太陽光パネルを設置する場合の考え方

次に太陽光パネルを設置する場合の考え方についてですが、基本は自分が使うだけのエネルギーを発電する自家消費分を補えるだけの容量を搭載するのがお勧めになります。

 

以前は10kw以上の太陽光発電だと全量買取りといって発電した電力をすべて買い取ってくれて、しかもその単価が高い時代があったので収益性も良くて、屋根全面に載せている家が沢山ありました。

 

でも2020年度からは10kw以上の全量買取制度も廃止されて、余った電気を売る余剰買取の単価も1kwhあたり21円で高くはないので、イメージとしては沢山のお金をかけて発電して余った電気を売るっていうより、自分が使う分だけの電気を発電して電力会社から買う電気を極力少なくするという考え方の方が、費用対効果が高くて賢い選択になっています。

 

なので実際のサイズ感としては家の性能や建物の大きさ、家族構成、消費エネルギーにもよりますが、4kwから多くても6kwぐらいの太陽光パネルを搭載するのがお勧めです。

 

当たり前ですが載せる量が小さければそれだけ建物への負担も減るし、屋根を痛めるリスクも減って災害時の発電メリットも十分活かす事ができるので、これから太陽光パネルを載せるのであれば自己消費分を目安に考えるようにしましょう。



3.太陽光パネルの意外なリスク

最後に中古住宅を扱う不動産屋さんに聞いた、太陽光パネルの意外なリスクについてお伝えしたいと思います。

それはズバリ将来家を売却する際に、売りにくくなる可能性がある事です。

 

実際に家の売却を前提に家を建てる人はかなり少数派だと思うのでそれほどリスクではないかもしれませんが、万が一という事もあるので知らないよりは理解した上で設置した方が良いと思うのでご紹介します。

 

不動産屋さんによると中古住宅を買いたいと希望する人に、家の情報として太陽光パネル搭載と記載があったり、家の写真で太陽光パネルが見えると候補から外す人が結構いるそうです。

 

新築の建売とかであればそんなにネックになるイメージは無いですが、5年10年経っているとやはり余計なメンテナンスや雨漏りリスクを懸念する人が多いようで、不動産屋さんも保証ができないのであまり強くは勧められないそうです。

 

以前に下のリンクにあるブログでもお伝えしたように、実際に家を建てる人の8割ぐらいが太陽光パネルを載せていないのも事実なので、将来に転勤とか何かしらの事情があって家を売却する予定のある方は、頭の片隅にでも情報として入れておいてもらえると幸いです。



まとめ

最後まとめに入りますが今回は

 

1.太陽光パネルを載せる前に考えてほしい事

2.太陽光パネルを設置する場合の考え方

3.太陽光パネルの意外なリスク

 

についてお伝えしました。

 

それぞれの概要はここまでお話した通りですが、太陽光発電のシステム自体はメリットもあるし、今後すべての新築に搭載したいという国の方針もあるので一概には言えないですが、一番の問題は今回お伝えした内容も含めてそのリスクや問題点など、将来に備えて知っておいてほしい事がしっかりとお客様に伝わっていない所だと感じています。

 

太陽光発電に限らず家本体もそうですが、良い面ばかりが強調されてお客様がお金を払って暮らしてから、こんなはずじゃなかったというトラブルが残念ながら起きています。

 

そういった後悔を出来るだけ減らしてもらう為にも、あえてデメリットを強調した内容をお伝えして、正しい判断をしてもらいたいと思います。

 

ちなみに別のブログでも、また違う視点から太陽光パネルについて詳しく解説していますので、興味のある方は下のリンクからチェックしてみてください。



今回のブログがこれからマイホームを考えている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。

 

 

 

ご覧いただきありがとうございました。

今後も随時更新予定です!

ぜひ、チャンネル登録をお願いいたします。

 

 



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